Linux Mint 16で日本語入力環境を整えるまでの手順

公開日:2014/01/15 更新日:2014/01/15
Linux Mint 16で日本語入力環境を整えるまでの手順のサムネイル

最近、Linux Mintというディストリビューションに興味を持ち、言語を英語に設定してインストールしました。インストールしたのはLinux Mint 16です。Ubuntuをベースにしているそうで、Ubuntuを使っていた自分にとっては何の抵抗も無く使えたので、今後使って行こうと思っています。ただ、日本語入力ができなかったので、日本語入力環境を整える必要がありました。ここに日本語入力できるようにするまでの手順をメモしておきます。

手順

必要なソフトウェアのインストール

はじめに、日本語入力に必要な以下の2つをインストールします。

  • ibus
  • anthy

インストールは「Software Manager」から行います。Software Managerは、以下の赤線部分のように「Menu」の「Administraion」の中にあります。

menu1_mod.png

Software Managerを起動すると、以下の画面が表示されるので、赤線枠内の検索ボックスに「ibus」と入力して検索します。

softmanager1_mod.png

すると、以下の赤線枠内のようにibusが見つかるので、これをダブルクリックします。

search_ibus_mod.png

続いて、以下の赤線枠内の「Install」をクリックしてibusのインストールは完了です。

ibus_install_mod.png

次に「ibus-anthy」をインストールします。以下のようにibus-anthyを検索し、ibusの場合と同様にインストールします。

search_ibusanthy_mod.png

以上で必要なソフトウェアのインストールは完了です。続いて設定を行っていきます。

設定

設定を変更するために、以下のようにメニューから「Language Support」を開きます。

language_support_mod.png

Language Supportを開くと、以下のようなメッセージが出る場合がありますが、この場合は「Install」をクリックして下さい。

not_installed_message.png

Language Supportを開くと、以下の画面が開くので、「Install/Remove Languages...」をクリックします。

language_menu_mod.png

言語を選択する画面が表示されるので、この中から以下のように「Japanese」にチェックを入れて、右下の「Apply Changes」をクリックします。

install_japanese.png

以上でLanguage Supportでの設定は完了なので、「Close」をクリックして閉じます。その後、一旦再起動して下さい。すると、 メニューバーの右のほうに以下の赤線枠で囲まれたキーボードのアイコンがあるので、これを右クリックし、「Preferences」をクリックします。

bar_icon_mod1.png

以下の画面が開くので、以下の赤線枠内の「Input Method」をクリックします。

preference_mod.png

Input Methodのタブでは、以下のように「Customise active input methods」にチェックを入れて、その下のプルダウンメニューの中から、「Japanese」→「Anthy」を選択します。

select_japanese_mod.png

その後、以下の赤線部分のように「Anthy」が表示されていることを確認して、右側の「Add」をクリックします。これで設定は完了なので、「Add」をクリック後、画面右下の「Close」をクリックして閉じます。

add_anthy_mod.png

以上で設定は完了です。後は、日本語入力をしたいときは以下のようにキーボードのアイコンをクリックして、「Japanese-Anthy」を選択すれば日本語入力ができるようになります。

on_japanese.png

ただ、これだと英語と日本語入力の切り替えが面倒なので、以下のように、「Keyboard Shortcuts」に好きなショートカットキーを割当てて使います。以下の画像の場合だと、「Control + space」で英語、日本語入力が切り替えられるようになっています。

key_bind_mod.png

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