Googleスプレッドシートを操作するためにGoogle Sheets APIを有効化する手順

公開日:2022/08/16 更新日:2022/08/16
Googleスプレッドシートを操作するためにGoogle Sheets APIを有効化する手順のサムネイル
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はじめに

外部のプログラムからGoogleスプレッドシートをAPI経由で操作するために、Google Sheets APIを有効化しました。この記事では、Google Sheets APIを有効化する手順をメモします。 なお、長くなるためこの記事ではGoogle Sheets APIの有効化とこのAPI経由で操作したいスプレッドシートの設定までの内容になります。この記事の準備に基づいて実際にスプレッドシートを操作する内容については別途まとめます。

前提と環境

  • Googleアカウントを持っていること

Google Cloud Platformでの操作

Google Cloud Platformにログインし、以下のようにサイドメニューの「APIとサービス」→「ライブラリ」をクリックします。 api-library.png

続いて以下のように検索フォームで「spreadsheet」と入力して検索し、表示されるGoogle Sheets APIを選択します。 search-spreadsheet.png

以下のように表示されるので「有効にする」をクリックします。 enable-spreadsheet-api.png

「有効にする」をクリックすると、以下のように表示されこれでGoogle Sheets APIの有効化が完了です。 sucess-enable.png

サービスアカウントの作成とサービスアカウントキーの取得

続いて、有効化したGoogle Sheets APIを扱うためのサービスアカウントを作成します。サービスアカウントは、ユーザのGoogleアカウントとは異なりプログラム等からAPIを操作するためのアカウントになります。

以下のように、Google Sheets APIのページで「認証情報」をクリックします。 click-auth-info-in-menu.png

認証情報のページにて、「+CREATE CREDENTIALS」をクリックすると以下のように選択肢が表示されるので、その中の「サービスアカウント」をクリックします。 choose-service-account.png

ここで以下のように適用な内容を入力して「完了」をクリックします。ここでは、スプレッドシートにお問合せを書き込むためのサービスアカウントとして、spreadsheet-inquiry-serviceという名前にしました。 detail-service-account.png

「完了」をクリックすると以下のようにサービスアカウント含む認証情報の一覧表が示されるので、作成したものをクリックします。 service-account-list.png

以下のように作成したサービスアカウントの詳細ページが表示されるので、ここで上部の「キー」タブをクリックします。なお、以下の画像内にある「メール」の値(以下だとspreadsheet-inquiry-service@...の部分)を後ほど使用するため、この値をコピーしておいてください。 click-key-tab.png

「キー」タブの中の「鍵を追加」をクリックします。 click-add-key.png

「新しい鍵を作成」をクリックします。 create-new-key.png

以下のようにダイアログ表示されるので、「JSON」のままで「作成」をクリックします。「作成」をクリックするとJSONファイルのダウンロードが開始されます。このダウンロードしたJSONファイルを後ほど使用します。 select-json.png

以下のように表示されるので、「閉じる」をクリックして閉じます。 save-to-local.png

以下のように作成した鍵が一覧に表示されます。 saved-key.png

以上でGoogle Cloud Platformの作業は完了です。後ほどダウンロードしたJSONファイルを使用します。

スプレッドシートの作業

Google Sheets API経由で書き込みや読み込みをしたいスプレッドシートを作成し、開きます。 そして「共有」をクリックします。 click-share.png

以下のように共有相を追加できるダイアログが表示されるので、ここに作成したサービスアカウントIDを指定します。サービスアカウントIDは、前節で出てきたspreadsheet-inquiry-service@...になります。この値を以下のように入力して、「共有」をクリックします。 share-with-serviceaccount.png

すると以下のように作成したサービスアカウントアクセスが付与されたことが表示されます。 success-to-share.png

以上で作業完了です。

まとめ

上記のようにすることで、自分が作ったプログラムからAPI経由でGoogleスプレッドシートを自由に操作できます。また、スプレッドシートのGoogle Apps Scriptも組み合わせればかなりいろいろなことができると思います。

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