LINEのLIFFアプリを登録する手順と簡単な実例
はじめに
LIFF(LINE Front-end Framework)はLINEのトークルーム上でWebアプリを呼び出してLINEと連携して動作するアプリのプラットフォームです。ここでは、このLIFFアプリを登録して実際に動作させるまでの手順をメモします。
作成するLIFFアプリの動作イメージ
実用的な意味はありませんが、以下のGIF画像のようにLINEのトークルーム上でLIFFアプリを起動するとGoogle検索のトップページが開きます。もちろんブラウザと同じように検索もできます。
上記を見てわかるとおり、このLIFFアプリは単純にGoogle検索のトップページを呼び出しています。このようにLIFFは任意のWebアプリをLINEのトークルーム上で呼び出してLINEと連携させることができます。上記の例は実用的ではありませんが、ここで作成するLIFFアプリの作成手順が分かれば、後は実際に自身でよりLIFFアプリならではのWebアプリを呼び出してLINEと連携させるなど、色々な応用に繋がると思います。
前提
LINE Developersにてプロバイダとチャンネルの作成、Messaging APIの設定が完了しているものとします。もしまだの方は以下の記事にまとめていますので必要な場合は見てみてください。
LINEボットを作成するには、はじめにLINE Developersという開発者向けページで準備をする必要があります。ここではLINEボットを作成するために最低限必要となるアクセストークンの取得と、Webhookの設定までをメモします。
LIFFアプリの登録方法
まずはじめに、LIFFアプリを登録します。登録には以下の2つの方法があります。
- LINE Developersの管理画面からの登録方法
- コマンドでの登録方法
以降でそれぞれについて説明します。なお、LIFFアプリの登録には、LINEから呼び出したいWebアプリケーションのURLが必要になります。ここでは、テストとしてGoogle検索のトップページのURLを使用します。
LINE Developersの管理画面からの登録方法
LINE Developersにログインし、作成済のボットの設定画面に移ります。設定画面に、以下のように「LIFF」というタブがあるのでこれをクリックし。「LIFF」タブに「追加」というボタンがあるのでこれをクリックします。
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