Jitsiで特定ユーザーのみビデオチャットを作成できるように設定を変更する

公開日:2020/02/07 更新日:2020/02/07
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URLを発行するだけでブラウザでビデオチャットを開始できるオープンソースのJitsiで、特定ユーザーのみが新しいチャットルームを作成できるよう設定を変更したのでその手順をまとめます。

はじめに

URLを発行するだけでブラウザでビデオチャットを開始できるオープンソースのJitsiで、特定ユーザーのみが新しいチャットルームを作成できるよう設定を変更したのでその手順をまとめます。 Jitsiについては以下にまとめました。

www.virment.com

URL1つを発行するだけでその他のアカウント登録等不要にビデオチャットや複数人でのビデオ会議をブラウザで開始できる「Jitsi」を実際にインストールして使ってみたのでその手順をまとめます。

前提と環境

Jitsiはインストール済とします。

  • OS : Ubuntu18.04
  • Jitsiはインストール済とする。
  • Jitsiをapt経由でインストールした前提とする。
  • Jitsi用に使用するドメインはexample.comとする。

Jitsiの設定ファイルを編集する

以下の3つのファイルをroot権限で編集します。以下はJitsi用に使うドメインがexample.comで、Ubuntuにてapt経由でJitsiをインストールした場合のファイルパスです。

  • /etc/prosody/conf.avail/example.com.cfg.lua
  • /etc/jitsi/meet/example.com-config.js
  • /etc/jitsi/jicofo/sip-communicator.properties

まず、/etc/prosody/conf.availにあるJitsi用に使用しているドメインの設定ファイルを編集します。 Jitsiに使用するドメインがexample.comの場合は、/etc/prosody/conf.avail/example.com.cfg.luaが編集する設定ファイルです。これを以下のように修正します。

/etc/prosody/conf.avail/example.com.cfg.lua
VirtualHost "example.com"
        -- enabled = false -- Remove this line to enable this host
        -- authentication = "anonymous" -- ここは削除する
        authentication = "internal_plain" -- これを追記する

        -- 省略

-- 以下を追記する。
VirtualHost "guest.example.com"
    authentication = "anonymous"
    c2s_require_encryption = false

-- 以降省略

example.comは各自のドメイン名に置き換えてください。

続いて/etc/jitsi/meet/example.com-config.jsに1行追記します。

/etc/jitsi/meet/example.com-config.js
hosts: {
  domain: 'example.com',
  anonymousdomain: 'guest.example.com', // これを追記する。
  // 省略
  },
// 省略

最後に/etc/jitsi/jicofo/sip-communicator.propertiesに以下を追記します。デフォルトでは/etc/jitsi/jicofo/sip-communicator.propertiesは空のファイルです。

/etc/jitsi/jicofo/sip-communicator.properties
org.jitsi.jicofo.auth.URL=XMPP:example.com

チャットルームの作成権限を持つユーザーを登録する

ユーザーを登録するにはprosodyctlコマンドを使用し、以下のようにします。

$ prosodyctl register username example.com yourpassword

上記実行後はJitsiにて新しいチャットルームを作成するには、上記で指定したアカウント情報が必要になります。 なお、ユーザーのパスワード変更やユーザーの削除については、prosodyctlコマンドの公式ドキュメントを見てみてください。

Jitsiのサービスを再起動する

設定が完了したら以下でJitsiに使用されているサービスを全て再起動します。

$ sudo service jicofo restart
$ sudo service jitsi-videobridge restart
$ sudo service prosody restart
$ sudo service nginx restart

権限を持つユーザーでチャットルームを作成する

設定ファイルを編集してJitsiに必要なサービスを再起動後、Jitsiでチャットルームを作成しようとすると以下のように表示されます。

host-alert.png

上記で「I am the host」をクリックすると、以下のようにユーザー名とパスワードの入力ダイアログが開きます。

auth-user-dialog.png

前述したようにprosodyctlコマンドで作成した以下のユーザー情報を入力すればチャットルームを作成できます。

  • ユーザー名:username
  • パスワード:yourpassword

なお、チャットルームの作成に権限が必要なだけで、JitsiのビデオチャットにはURLを知っているユーザーであれば誰でも参加できます。 もしビデオチャットに参加するユーザーを限定したい場合は、チャットルームを作成した後でそのチャットルームをパスワード保護してください。 パスワード保護の方法については以下にまとめています。

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URL1つを発行するだけでその他のアカウント登録等不要にビデオチャットや複数人でのビデオ会議をブラウザで開始できる「Jitsi」を実際にインストールして使ってみたのでその手順をまとめます。

まとめ

Jitsiで特定ユーザーのみチャットルームを作成できるようにするための設定についてまとめました。