Linuxで使えるMicrosoft OneNote用アプリP3X OneNoteのインストール手順

公開日:2019/09/18 更新日:2019/09/18
Linuxで使えるMicrosoft OneNote用アプリP3X OneNoteのインストール手順のサムネイル

p3x-one-note-image.png Image Credit : patrikx3/onenote

はじめに

MicrosoftのOneNoteはLinux用の公式アプリがありません。そこで代替としてですが、P3X OneNoteというElectron製のアプリが公開されています。この記事では、P3X OneNoteのインストール手順をまとめます。

P3X OneNoteについて

以下がGitHub上の公式リポジトリです。Electron製のブラウザでOneNoteにアクセスするアプリになります。

github.com

Linux Electron Onenote - A Linux compatible version of OneNote

なお、インストール方法として以下の3つ用意されています。

  • Snap形式
  • AppImage形式
  • NPM

この記事では、追加でライブラリをインストールする必要もなく簡単なAppImage形式をインストールします。AppImage形式のアプリについては、以下にまとめているので興味のある方は見てみてください。

www.virment.com

Linuxではコマンド経由でアプリをインストールすることが多いと思いますが、インストールが不要で大抵のディストリビューションで使用可能なAppImageという形式があります。はじめてこの形式のアプリを見るとそもそも使い方がわからないということがあると思うのでこの記事では使い方と注意点をまとめておきます。

前提と環境

以下の通りです。

  • OS : Ubuntu 18.04 Desktop

P3X OneNoteをインストールする

以下の公式ダウンロードページから、最新のAppImageをダウンロードします。

github.com

Releases

以下のようにwgetコマンドでダウンロードしてももちろんOKです。

$ wget https://github.com/patrikx3/onenote/releases/download/v2019.10.301/P3X-OneNote-2019.10.301.AppImage
Plain text

ダウンロードが完了したら、後は適当なディレクトリに移動します。私はAppImage形式のファイルを全て~/AppImageというディレクトリを作成してそこに置いています。

$ mv P3X-OneNote-2019.10.301.AppImage ~/AppImage/
$ cd ~/AppImage
Plain text

後は実行権限を付与します。

~/AppImage
$ chmod +x P3X-OneNote-2019.10.301.AppImage
Plain text

以下で起動します。

~/AppImage
$ ./P3X-OneNote-2019.10.301.AppImage
Plain text

起動すると、以下のようにログイン画面が表示されるので自身のMicrosoftアカウントでログインします。

P3X-OneNote-v2019.10.301_371.jpg

以上でインストールは完了です。

まとめ

Electron製でありすなわちブラウザでOneNoteとアクセスしているのと全く同じですが、もしそれでもOneNoteを重宝している人には便利だと思います。

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