Xcodeのシミュレータで画面録画をしてGIF画像を作成する手順
はじめに
Xcodeのシミュレータの画面録画をする方法についてまとめます。コマンドは使わずシミュレータの標準機能を使用します。
前提と環境
- Xcode 13.4.1
- コマンドは使用せずXcodeのシミュレータの標準機能を使用します。
シミュレータの画面録画をおこないGIFで保存する
macOSのXcodeでは、シミュレータを開いている状態であれば以下のようにシミュレータの「File」→「Record Screen」から画面録画を実行できます。
「Record Screen」をクリックすると、画面録画が開始して、以下のようにシミュレータに録画停止ボタンが表示されます。
停止すると以下のようにシミュレータの右下に録画のプレビューが表示されます。
上記のプレビューの上で右クリックをすると以下のようにメニューが表示されます。そしてこのメニューの中にある「Save as Animated GIF」をクリックすることでGIF形式でデスクトップに録画データを保存できます。
ちなみに、もし上記のように右クリックからのメニューを開かずに何もしなかった場合は、プレビューが表示されて数秒経過するとプレビューが消え、デスクトップに録画データがmp4形式で保存されます。 以上でシミュレータの画面録画は完了です。
mp4とGIF両方を保存したい場合
上記のプレビュー上で右クリックしてメニューを開いた後で、Optionキーを押したままにすると、以下のように「Save as Animated GIF」が「Save Copy as Animated GIF」になります。
「Save Copy as Animated GIF」をクリックすると、デスクトップにmp4とGIFの両方が保存されます。
Optionキーを使ったショートカット
シミュレータ上でOptionキーを押したままにすると、通常だとスクリーンショットを撮影するためのカメラアイコンが以下のように画面録画のための録画開始ボタンに変化します。これをクリックすることでも画面録画を開始することができます。
GIFの設定について
わずかながらGIFについて設定できます。GIFの設定を変更するためには以下のようにシミュレータのメニューの「Preferences...」をクリックします。
以下のようにシミュレータの設定画面が開きます。赤線枠内部分がGIFの設定になります。
設定できる項目は2つです。
GIF Image Size
はファイルサイズでSmall(320px)
、Medium(640px)
、Large(1280px)
の3つから選択できます。
Optimize GIFs
は作成するGIFをファイルサイズ優先とするか品質優先とするかの選択になります。For smaller file size
がファイルサイズ優先(なるべく小さいファイルサイズにする)、For smoother animation
は品質優先(なるべくアニメーションがスムーズになるようにする)になります。
まとめ
基本的な画面録画であれば簡単に実行できるようになっており便利です。