Ubuntu18.04にAndroid Studioをインストールする手順
はじめに
FultterやNativeScriptなどを触る機会があり、そこでAndroid Studioが必要になったためUbuntu18.04にAndroid Studioをインストールしました。この記事ではその手順をまとめます。
前提と環境
以下になります。
- OS : Ubuntu18.04
- Android Studio : ver3.4
Androidアプリの開発を行う場合、Googleが提供しているAndrdoiアプリ用の総合開発環境です。Mac OSにおけるXcodeに相当するものです。ここでは、Android StudioをWindows10にインストールする手順をメモします。
できるようになること
Ubuntu18.04にAndroid Studioをインストールします。
Andeoid Studioをダウンロードしてインストールする
以下の公式サイトからLinux用のAndroid Studioをダウンロードします。サイズは1GBほどになります。2019年5月2日時点で最新のバージョンは3.4です。
android-studio-ide-183.5452501-linux.tar.gz
というファイルがダウンロードされるので、これをtar
コマンドで解凍します。
$ tar xzvf android-studio-ide-183.5452501-linux.tar.gz
解凍してできたandroid-studio
というディレクトリを/usr/local/
に移動し、インストール用のスクリプトstudio.sh
を実行します。
$ sudo mv android-studio /usr/local/
$ cd /usr/local/android-studio/bin/
$ ./studio.sh
studio.sh
を実行すると、以下のように設定をインストールするかどうかの確認ウィンドウが表示されます。ここでは初めてのインストールであることを前提とし、「Do not import settings」にチェックが入ったまま「OK」をクリックします。
続いて、Android Studio改善のために匿名の情報をGoogleに送信して良いか?という確認が表示されます。送信しても大丈夫な場合は「Send usage statistics to Google」をクリックします。送信したくない場合は「Don't send」をクリックして進めます。
Welcome Android Studioというウィンドウが表示されますので、「Next」をクリックします。
次にインストールタイプを問われます。特になければ「Standard」で「Next」をクリックします。
Android StudioのUIのカラーテーマを聞かれます。好きな方を選択して進めます。これは後ほど変更可能です。
設定内容が表示されますので、確認して「Next」クリックします。
次に、Emulator Settingsというウィンドウが表示されます。これは、「あなたの環境ではAndroid Emulatorをaccelerated performance modeで使用可能です。ガイドは以下です」という内容になります。 ここでは「Finish」をクリックして進めます。
accelerated performance mode
というのは、エミュレータの高速起動機能になります。仮想マシン技術を通して高速なエミュレータを使用できるというものです。詳細は以下の公式サイトに記載されています。
VM acceleration uses your computer's processor to significantly improve the execution speed of the emulator.
もしUbuntuなどのLinux上でAndroidのエミュレータを使用したい場合は、その手順を以下にまとめましたので必要な方は見てみてください。
Ubuntu18.04にインストールしたAndroid Studioを使ってエミュレータを新規作成し、エミュレータを起動するまでの手順をまとめます。
「Finish」クリックすると、以下のようにダウンロードとインストールが開始されます。少々時間がかかります。
完了すると、以下のように「Downloading Components」というウィンドウが出るので、「Finish」をクリックしてAndroid Studioのインストールが完了です。
インストールが完了すると、以下のようにAndroid Studioが起動します。
まとめ
Windows10の場合よりも確認事項も少なく簡単にインストールできました。関連記事
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