OneDriveやGoogle DriveなどあらゆるクラウドストレージをローカルにマウントできるExpanDrive

公開日:2019/11/22 更新日:2019/11/22
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expandrive-top-image.png

はじめに

ExpanDriveはOneDriveやGoogle Drive、Dropboxなどのクラウドストレージサービスを一括管理できるアプリです。ExpanDriveを使うことで、それぞれのクラウドストレージをローカルにマウントしていわば外付けドライブのように使用することができます。ExpanDriveはWindows、macOS、Linuxそれぞれに対応しています。この記事では、ExpanDriveをインストールして使うまでの手順をまとめます。

ExpanDriveについて

ExpanDriveはクラウドストレージサービスだけでなく、SMB、FTP、FTPS、SSH、WebDav等にも対応しています。他にも色々と対応しており、かなり多くのクラウドストレージサービスやプロトコルに対応しています。なお、ExpanDriveは有料のアプリ(2019年11月22日時点で49.95米ドル)となりますが、7日間の無料トライアルが用意されています。

以下がExpanDriveの公式サイトです。

www.expandrive.com

The Best Gets Even Better. Say Hello to ExpanDrive 7

前提と環境

この記事では、Ubuntu18.04にExpanDriveをインストールして使ってみました。なお、ExpanDriveはWindows、macOSでも利用可能で、インストーラを実行するだけでインストールできます。

  • OS : Ubuntu18.04

ExpanDriveをインストールする

公式サイトのダウンロードページにアクセスすると、以下のようにmacOS、Windows、Linuxそれぞれのインストーラがダウンロードできるようになっています。Linuxについては、deb、rpm、AppImageそれぞれの形式に対応しています。ここでは、debパッケージをダウンロードします。

download-page-expandrive.png

2019年11月22日時点では、バージョン7が最新でありExpanDrive_7.4.0_amd64.debという名前のdebパッケージをダウンロードできました。 あとはこれをダブルクリックして開くと以下のようないつものインストール画面が開くので、「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

installer-window.png

インストールが完了しても何もウィンドウ等は開きませんが、以下のようにメニューから「expandrive」と検索するとExpanDriveのアイコンが表示されます。これをクリックしてExpanDirveを起動します。

search-expandrive-icon.png

ExpanDriveを使ってクラウドストレージと同期する

ExpanDriveを起動すると、以下のウィンドウが表示されます。ここではまず無料トライアルとして使うため、「Start my free trial」をクリックします。

expandrive-welcome-window.png

「Start my free trial」をクリックすると名前(Full Name)とメールアドレス(Email)の入力フォームが表示されるのでそれぞれ入力します。入力後、「Activate Free Trial」(無料トライアルの有効化)ボタンをクリックします。

activate-with-your-info.png

「Activate Free Trial」をクリックすると、以下のようにExpanDriveのウィンドウが開きます。まず、ExpanDriveで使用したいクラウドストレージを選択します。ここでは、「OneDrive」を選択します。

expandrive-first-window.png

以下のようにマイクロソフトアカウントへのログイン画面が表示されるので、ログインします。

signin-window-for-microsoft.png

ユーザ名とパスワードを入力してログインすると、続いて以下のように確認のウィンドウが開くので読んだ上で「はい」をクリックします。

confirm-connecting-your-account-edited.png

「はい」をクリックするとExpanDriveのウィンドウに戻り、同期するドライブの名前とルートパスを入力します。「Automatically Mount as Drive」は自動でマウントするか、「Read Only」は読み取り専用とするか(ファイル作成や更新を禁止するか)のチェックになります。それぞれ設定したら「Save」をクリックします。

ExpanDrive_your_settings_edited.png

「Save」をクリックすると、早速同期が開始されます。同期が開始されると、以下のようにファイルマネージャー側でマウントされ、外付けドライブのようにアクセスできます。ちょっと驚いたのが同期の速さです。思っていたよりも全然早いです。

mounted-onedrive.png

同期が完了すると、以下のようにExpanDrive側のウィンドウに「Drive Mounted」と表示され、このウィンドウからもファイルを追加したりダウンロードしたりできます。

ExpanDrive_after-mounted-edited.png

新しいクラウドストレージをExpanDriveに追加する

別のクラウドストレージを追加したい場合は、以下のようにウィンドウ左下にある「+」ボタンをクリックします。

ExpanDrive_add_other-drive.png

後は以下のようにクラウドストレージの選択画面が開くので、好きなものを選択して前述したように進めて追加します。

expandrive-first-window.png

まとめ

クラウドストレージサービスを複数使っている人はもちろん、Windows、macOS、LinuxなどOSも複数使っている場合はかなり便利そうです。有料アプリとなりますが、その価値が十分にあると思います。クラウドストレージの管理で困っている方がいたらぜひ一度トライアルで使ってみてください。

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